第22回 県民公開講座
この度、徳島県慢性期医療協会 主催・一般社団法人徳島県介護支援専門員協会 共催 平素より会員の皆様には多大なご支援を頂き感謝申し上げます
徳島県慢性期医療協会
第22回県民公開講座をオンデマンド配信いたします。
第22回徳島県慢性期医療協会県民公開講座開催のご挨拶
徳島県慢性期医療協会は、活動の一環として毎年県民公開講座を開催しています。
令和4年度は諸事情で遅れていましたが、この度、日本慢性期医療協会常任理事で第28回日本慢性期医療学会の学会長を勤められました医療法人大誠会内田病院理事長 田中志子(ゆきこ)先生に「認知症を持つ患者様にどのように医療を提供すれば良いか」と題しご講演をお願い致しました。
田中志子先生は、地元の群馬県沼田市で「地域といっしょに。あなたのために。」をグループ理念として活動されています。認知症のある患者の「身体拘束ゼロ」をメッセージに、自院で日本初めて医師として認知症介護指導者の資格を得られました。非常に聡明かつ活動的な先生であり、現在は認知症を主とした老年医学を専門とし、その豊富な経験から、地域・医療関係者への認知症啓発活動に努めておられます。
さらに、沼田利根医師会理事、地域包括ケア病棟協会理事、日本リハビリテーション病院・施設協会常務理事、全国老人保健施設協会常務理事等を務められ、また日本慢性医療協会から中医協介護給付費分科会の委員に推薦され行政分野でも幅広くご活躍されています。
今日、慢性期医療に携わる私共にとりまして、高齢の認知症を合併する患者さんを診療する機会が急増しています。認知症そのものに対する診断、治療、そして介護については、数多くの文献や講演から学ぶ事が可能となっていますが、実際の医療現場で認知機能が低下した患者さんに対して、診療・看護・リハビリ・栄養管理・薬剤指導・そして介護を行うにあたり十分な理解が得られない場面が多くありスタッフ一同適切な対応に苦労しています。
このような現状を鑑み、医療からの視点で、当分野でご見識の高い田中志子先生が実行されて工夫やご見識につきご教示頂きたくご講演をお願い申しあげました。本県の慢性期医療に携わるスタッフを始め、本会に協賛頂いている介護支援専門員各位にとりましても知識を高める非常に良い機会ですのでよろしくご拝聴下さいますようお願い申し上げます。
会長 保岡 正治